宇多田ヒカルファンの掲示板で1999年8月に発生した騒動について


 宇多田ヒカル本人のコメントにまで影響を与えた今回の騒動は、これを書いている2000年1月初めになっても、私と他のファンとの間に大きなしこりとしてわだかまっています。当初の当事者であった「旦那@横浜(旦那@横濱)」氏(現「dj-master」)、「たにさん」氏と「鉄人29号」氏については、旦那氏を除いて和解が進み、その2人とはもはや敵対関係にはありません。また、関連して当事者となった「おのっち」氏(掲示板の「Cafe Hikki」の管理人)と「浪花のゆり」氏(掲示板「First Love Hikki」の管理人)とも一旦は対立関係が生じましたが、現在は和解がなされている状態です。しかし、旦那@横浜氏だけは、舞台となった掲示板上で、「排除活動」については3人の連名にて謝罪したものの、私に送り付けた罵りメール、冒涜メールについては謝罪を一切拒み続け、こちらからのHPや掲示板を通じての問いかけと謝罪要求に関して、完全無視を決め込んでいます。

 既にKeijibanKeika.htmlで概要をお伝えして有りますが、時間の経過に伴って現状と相反する記述が多くなってきましたので、改めて、私から見る限りの事の経過を書き直そうと思います。なお、「おじさん32歳」とは掲示板上で私の使用していたHN(ハンドルネーム)であり、また、以後の文章では次のような略称を使うことがあります。
  ・掲示板のCafe Hikkiを「Cafe」
  ・掲示板のFirst Love Hikkiを「浪花のBBS」
  ・旦那@横濱氏を「旦那氏」
  ・鉄人29号氏を「鉄人氏」

1)武道館でのライブ(1999.08.24)前(騒動発生前):
 売買禁止のチケットについて、売買に繋がる不適な書き込みがあった際に、私はそれがKKKという略称をHNとして使われていることも含めて批判しました。それから、鉄人氏が私に紹介した彼自身のHPに、違法コピーの楽譜や雑誌が載せられていたのですがそれについて、彼宛てのメール(8月18日)に
「(違法で)危ないので止めた方がいい」
と伝えたりしていました。

2)武道館ライブ以後の最初の騒動:
 売買禁止のチケットをCafeや浪花のBBSの常連さんの中でダフ屋から購入して見てしまったようです。それに対する反発から鉄人氏とイガチッチ氏が言い争いになり、そのごたごたが一部掲示板に書き込まれました。やがて、
「私が掲示板から去ります。」
「いいえ、あなたは残って下さい。私が去ります。」
という風な話に発展しました。
3)騒動に驚いて私が仲裁に入った:
 楽しい語らいの仲間が2人一気にいなくなりそうな気配に、私はCafeで中間的な立場の意見を述べながら、仲裁しなくては ならないような気分になりました。浪花のBBSでは、特にイガチッチ氏が自分の掲示板をリンク先として書き込んでおり、その中で彼の抱える病気の0深刻さと彼の身への危険が書かれていたため、
「これは一刻を争う重大事件だ」
という危機感が募りました。居ても立ってもいられない感じに襲われ、より踏み込んだ仲裁の書き込みをしました(8/27(金)3:34 )。
4)何故、私が仲裁の文章を浪花のBBSに書き込んだか:
 浪花のBBSに於いての私の仲裁の文章は
(1)イガチッチ氏の抱える病気については、私は自分が経験上、特別視していないことを伝えることでイガチッチ氏の混乱を静めようとした。

(2)Cafeでも浪花のBBSでも、イガチッチ氏の抱えてる病気に触れることは趣旨に違ってしまうので、他の場所(他の掲示板かメール)で話そうと思った。

(3)心優しい人が私の文章を読んで、私と同様にイガチッチ氏へ温かい手を伸ばして欲しいと願った。

(4)他の掲示板かメールに話題を誘導しようとしたが、彼の使っていたtcupという掲示板サービスには過去の経緯から私が書き込めないということから、誘導する文章を書けるのは浪花のBBSしか適当な場所が見つからなかった。それから、私はこれまで自分のメールアドレスを明かしていなかったのでそれを初めて明かす必要もあった。
というものであり、ぎりぎり、浪花のBBSの趣旨から外れない配慮をしたものであった。

5)イガチッチ氏はなおも掲示板上に書き込み続けた:
 「後はメールで」として締めくくったにもかかわらず、イガチッチ氏は「掲示板上で」私に対して、「メールでして」という抗議の書き込みが行われた(8/27(金)4:08)。彼の抱えてる病気について触れることも含めて抗議されたが、私が提案したはずのメールは来なかった。
後々、彼は、彼の病気を知らしめた自身の行為に気がついて、私への抗議は間違っていたことを認めました。また、掲示板に抗議を出さず、メールにすれば良かったと認めました。が、この時は、その間違いに気付くことがなかったので、やむなく私はもう一度
「既にメールアドレスを明かしましたし、私のHPには私が書き込める議論用の掲示板があります。もしもここの参加者の中でこれ以上のお話を望まれるのであれば、メールを下さればHPのアドレスを御案内いたします。 (私はイガチッチさんのBBSには書き込めませんので)ここでは元どおり、Hikkiの話に戻しましょう。」
として、浪花のBBS以外への誘導を試みました(8/27(金)15:30)。

6)旦那@横浜(旦那@横濱)氏からの執拗な攻撃が始まる:

 イガチッチ氏と旦那からの的外れな非難がはじまりました。浪花のBBS上でイガチッチ氏(8/28(土)10:40)旦那氏(8/28(土) 13:55)が、私からの「今後はメールか私の伝言板で」という提案を無視して、掲示板上でレスを付けて来たのです。しかも旦那氏は、「みんなの声を代弁して」という形で、実体の不明な「みんな」という存在の代表者を名乗った上で、赤文字ででかでかと敵意さえ感じるような調子で「メールでやれ」と書き込みをしてきました。
 彼がこの件でこれ以上浪花のBBS上を見苦しくしたくないなら、何故にこういう文章を私へのメールでやらず掲示板に書き込んでくるのでしょう。彼の行動には大きな矛盾が感じられます。しかもいつまでも掲示板に書き込んでいるイガチッチ氏に反発を示さずに標的を私だけに絞って怒りの書き込みをしているのです。
 こちらからの提案を無視され、的外れな反発を受けるに及んで、やむなく私からは「なんでそうやって話を続けるの?」(8/28(土) 23:27)「私への事実無根の敵意はやめて!」(8/28(土)23:57)を浪花のBBSに書き込むと共に、たにさん氏と鉄人氏にメールし、精神的に参っている状態なので理不尽な攻撃で更に参ってしまっていることを伝えました。しかし、旦那氏からはまたしても浪花のBBSに高圧的な書き込み(8/29(日) 16:10)が続きました。それに加えてたにさん氏からは、メールでの返事の代わりに掲示板上での「付ける薬がない」という侮辱発言(8/29(日) 16:48)が出るに及んで、この人達が話相手への礼儀をわきまえた人物ではないと観念しました。
 彼らと私は参加者として平等なのですから、多様な価値観が尊重される場ならば、一方が作った勝手な「マナー」を高圧的に他人に押し付けるということは対立を生じさせる原因となるので謹むべきだと思います。まして、押し付けが通じないからといってキチガイ扱いするというのでは、個性の尊重のかけらもありません。これが出た時点で彼らとの穏やかな話し合いでお互いの違いを解決する道は残っていないと判断しましたし、私を目障り扱いする書き込みに他の参加者から何の反応もない状態では、楽しい話題を浪花のBBSや、ほぼ参加者の同じなCafeに書き込むことは出来ないという状態になりました。つまり、事実上両方の掲示板から排除を受けた形になりました。管理者の浪花のゆり氏とおのっち氏にメールで窮状を訴えて、こういう人格攻撃を野放しにしないよう求めてみましたが、一切反応はありませんでした。

7)「宇多田ヒカルファンの掲示板での違法行為 」
  という題名での反論を自分のHP上で開始

 私一人だけを吊し上げるような激しい人格攻撃の原因として考えられたのは、それまでの私のCafeや浪花のBBSでの発言です。ダフ屋からチケットを買う事の是非についてや、違法なダビング依頼などのことに発言をした覚えがあるので、それを読んで法律的な問題にうるさい奴と旦那氏が思ったのかもしれません(これが事実かどうか彼に何度も問いかけていますが、旦那氏は回答を拒み続けています)。
 私は旦那氏が自らのHPに「ダビング掲示板」なる違法なページがあることを以前から知っていたので、彼が穏やかに話のできる人間なら対話を通じてこれの解消を図れるのではないかと願っていましたが、今回、これほどの酷い攻撃を受けるに及んで、話し合いでの解消の道を断念し、彼の行為の被害者である宇多田ヒカル本人と宇多田ヒカルを支える仕事をする人達(東芝EMI、日本テレビ、DirecTV)への通報をすることにしました。通報する事は誰にも明かしたわけではありませんが、たにさん氏と鉄人氏に送ったメールにて、旦那氏の違法行為について法的対応を取ったことだけ伝えました。
 するとすかさず旦那から侮蔑メール(1999.08.29)が届きました。侮辱発言をしてきたたにさん氏のみならず、鉄人氏までもが私からのメールを旦那氏に回し読みして私と敵対していることがうかがわれました。また、掲示板から私が排除されたことを喜んでいる様子も伝えられました。その後、
  ・私からの反論
  ・旦那氏からの罵りメール
  ・私からの再反論
というようなやり取りがありました。
 「このまま濡れ衣を着せられたままでいるわけにはいかない」という思いから、私は旦那氏とのメールのやり取りを含めてこのHP上に「宇多田ヒカルファンの掲示板での違法行為」という題名でページを開き、宇多田ヒカル本人と彼女を支える仕事をする人達の権利を侵害している違法者が「みんな」の代表者として闊歩する現状へのアンチテーゼを表明しました。
8)「鉄人氏、たにさん氏、旦那氏」連名の謝罪で終わるはずが・・・
 私からの通報の結果、三社(東芝EMI、日本テレビ、DirecTV)から旦那氏に警告文が送りつけられました(旦那氏のHPを参照)。それを境に、旦那氏はそれまでの高圧的なメールとあまりにも不釣り合いな丁寧なメールを送って来ました。彼のあまりの豹変ぶりに、これまでの不快感が更に増しましたし、このメールに於いても未だ他人を侮辱した事に反省をしている様子がないこと、私を掲示板から排除してダビング問題の話し合いの機会を奪っておきながら
 
>> >著作権の話題
>> 
>> ここなんですが・・・。いちどもその話を掲示板で論争した事がないのですが?
として、まるでこちらに的外れなことがあるかのような抵抗を見せていることに、大きく不快感を感じました。既に掲示板からの排除という理不尽をHPで告発し、彼とのメールのやり取りを公開していたので、私からはメールではなくこのHP上に彼への逆質問を掲載しました。旦那氏は私からの逆質問に回答をよこしませんでしたが、その後、Cafeと浪花のBBSの双方に、鉄人氏、たにさん氏、旦那氏の連名での謝罪文(浪花のBBSは9月4日(土) 1:12、Cafeは9月4日(土)01時09分)が載せられました。
9)管理人(おのっち氏)との争いに・・・
 本来流れはこれで解決の方向に進むかに見えましたが、
謝罪文掲載前に、私が掲示板から排除されている現状を知ったCafeの読者から
  「おじさん32歳さんを排除したって本当?」
という書き込みとか、
  「私が開設している『宇多田ヒカルファンの掲示板での違法行為』への
  リンクを掲載した書き込み」
などがあったことに対して、おのっち氏が、書き込み者に自主的削除を求めたり、管理者権限で削除したりしました(Cafeでの9月3日(金)15時44分参照)
 該当リンクは、単純な個人間の争いという類のものではなく、

  「宇多田ヒカルのファンとして宇多田ヒカルに迷惑のかかる
  違法行為(ダビングなど)に対して如何にあるべきか」

というものであり、Cafeの趣旨にちゃんと沿ったものと言えるものでした。その話題を一方的に封殺する対応から、宇多田ヒカル本人と宇多田ヒカルを支える仕事をしている人達を守ろうと主張する意見を持つ私を排除しようとする活動を黙認していることが示されました。排除騒動が始まった当初からおのっち氏に3通も窮状を伝えるメールを送っていたのですが、返信がない一方で、私を救おうとする意見を排除する意思がはっきりしたことから、私は宇多田ヒカルファンの掲示板の管理人たるおのっち氏の行動の矛盾を追及する書き込みをしました(9月4日(土)02時10分の書き込み)
 既に排除に関係した3人からの謝罪があったにも関らず、その後、cafehikki19990904b.htmlに見られるとおり、おのっち氏は私を「嘘つき」とか「荒らし」呼ばわりし、記事の削除で議論そのものが無かったかのように図るなど、強い反発をしてきました。(だから「管理人の姿勢を問う!...」という記事がこっちのログでは9月4日(土)05時35分に私によって再掲されているし、それ以外の討論も削除後に私によって再掲されたりしています。)宇多田ヒカルに被害を与えるような行為を野放しにする管理方針を見て、私はCafeを「腐った場所」(9月4日(土)05時43分)と罵ってCafeと決別しました。
10)ドンキホーテを名乗る人物からの「荒らし」行為からCafeの閉鎖へ
 浪花のBBSでも排除に関した3人の謝罪はあったわけですが、管理者の浪花のゆり氏へ宛てた私からのHELPメールに全く応答がなかったため、浪花のゆり氏の管理方針に疑問が湧き、書き込み再開に踏み切れる状態ではありませんでした。そのため、私はCafeも浪花のBBSもROMさえせずにおりましたが、Cafeでは私のサヨナラ発言以降、この話題が議論されたらしいです。その議論の結果、少しおのっち氏も反省したようで、私に対して一部謝罪をしてきました(9月10日00時49分46秒)。ですが私(小野田)の方にも謝罪すべきところがあると主張してきたので、彼の不作為責任があると私は主張しました(9月10日02時33分37秒)。その後おのっち氏は私の反論に対して何も反応を見せなかったので、私はCafe無視を続行しました。そういう状態が10月上旬まで続きました。
 その静けさを破ったのが「ドンキホーテ」というHNで書き込んで来た人物です。この人物は不正に取得したIPアドレスを使って、10月中旬、「荒らし」と呼ぶにふさわしい書き込みをしてきました。彼はのらりくらりと争点ぼかしをしながら短時間に書き込みを繰り返し、執拗に私がおのっち氏に謝罪するよう求めてきました。
 私は我慢の限界に達し、おのっち氏に対して、ドンキホーテのような執拗な嫌がらせによって私が謝罪することを求めているかどうか、そして、おのっち氏自身がドンキホーテと関係があるのかどうか、それらを問い質す文章をCafeに書き込みました。Cafeに書いたのは、メールにも、そしてこちらの討論用の掲示板にもおのっち氏が反応を見せないからです。
 そしてようやくおのっち氏はこちらの掲示板に全面謝罪の文章を載せました(10月17日)。そしてその中で、彼はCafeを閉鎖すると決断をしたことを告げてきました。
11)Cafeの閉鎖の反響
 宇多田ヒカルファンサイトとして最も古いCafeの閉鎖は、宇多田ヒカル本人のメッセージが出るほどの大事件でした。閉鎖になることについておのっち氏から発せられた注意を無視してCafeの閉鎖の責任を私に転嫁する人達が多数出現し、新たな対立を引き起こしました。しかし、この時のCafeをみていて、少なからぬ人々が、「閉鎖やむなし」と思ったものです。そして、閉鎖が間近になるつれて私をCafeに仲間としてもう一度呼び戻そうという動きが広がり、Cafeの終わり近くにそれがかない、わずかな時期とはいえ、Cafeの常連としての書き込みをする事ができ、ハッピーエンドの形になりました。
 一方、浪花のゆり氏との関係は、10月後半の時期にはぎくしゃくしておりました。浪花のゆり氏は私からのメールには黙殺をしたまま、Cafeへ
>> Hikkiのファンである限り、みんな仲間やんね?
>>       みんな平等やんね?
という言葉を書いたものですから、私から見ると
「ファン同士にも関らず不平等を押し通す排除行為を行った旦那氏の書き込みを放置し、Hikkiに迷惑をかける行為(ダビング掲示板)をおおっぴらに行い反対者を無知無能呼ばわりする旦那氏を放置しておきながら、その放置責任を棚に上げて奇麗事だけ言ってる。」
と見えておりました。著作者に無断で(※当時。現在は許諾を得ている。)ラジオの文字起こしを行っていることからも、未だにダビングに関する私へのメールについて謝罪しない旦那氏の肩を持つ意見の持ち主に見えておりました。浪花のBBSも含めて色々ごたごた(例えば「礼儀論」)が有りましたが、最終的に、浪花のBBSへの連名での書き込みをもって和解が出来た状態になりました。(もっとも、文字起こし公認を受けて、浪花のBBSが「tcup」という掲示板サービスに移転したことにより、私が浪花のBBSに書き込みすることは事実上できなくなりましたが...)  
以上がこれまでの経緯です。現時点で問題として残っていることは、旦那氏が未だに私へ罵りメールを送ったことについての謝罪を拒んでいることです。彼自身のHPでダビング掲示板の事を謝罪したら?という要求もしていましたが、それはあくまでも彼が罵りメールの中で「ネチケット」を私に教授するような尊大な態度を示したことへの反論で書いたものであり、私との和解で必要というものではありません。あくまでもそれは被害者(宇多田ヒカルとその関係者)と彼との間の問題です。私が彼に不可欠なものとして要求しているのは、あくまでも、私宛に送り付けた罵りメールについての直接の謝罪ですし、それに関係している彼からの最後のメールに関する疑問点について矛盾を解きほぐすことです。

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